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ツールが問題かも?

随分前のお話ですが、「ちっとも綺麗にならない人がいるんですよ〜!どうしてでしょう?」取引先の直営店のスタッフにお話を聞く機会がありました。

その化粧品販売店はフェイシャルトリートメントをお客様の購入商品で提供し、ご自宅でのお手入れにも同メーカーの商品をオススメしています。

「年齢は40代後半で、いつもブツブツができています。アクネケア商品も沢山使っているのに〜!!」とスタッフは言います。

それだけでは判断できないので、「美容カルテ」(そのお店は、そういう名称のものをお使いでした)を見せてくださいとお願いしてみると・・・。

トリートメント時のお肌の状態メモには、いつも「ブツブツ」「ニキビ」とあります。

初のご来店時の悩みを見ると、脂性肌にありがちな悩みのほぼ全てにチェックが付いています。お肌タイプは間違いなく脂性肌を示しています。

選んでいたのは「乾燥肌にオススメしたいものすごくリッチなタイプ」で、取り扱っているメーカーの最高級ブランドでした。

「なぜ、この化粧品を選んでいるの?」と聞いてみたところ、スタッフは「お客様は40代後半なので」と、年齢だけで判断したようです。肌タイプをチェックしたのに??

こうなった原因は以下の3つではないかと思います。

①美容カルテの「肌特性とお肌の悩みがリンクしていない」構成。

②ベーシックスキンケアのブランドにおおよその年齢設定がされている

③「私は高級ブランドを使用している」というお客様のプライド

特に、①の美容カルテの構成に問題があると思いました。

チェックの数を縦に集計する「肌タイプの判断」は、化粧品ラインを選ぶためだけ。

縦ラインに「肌タイプ」とその「肌タイプに多い肌悩み」を配置すれば、関連性が明確で

「スタッフの知識が蓄積されやすい」のに勿体無いことだと思います。

ツールは毎日使用するものです。だからこそ、しっかり考えた構成であれば「自然にスタッフの知識のレベルを押し上げる」ことができるはずです。

②は、単純な判断方法が浸透しやすいということ。パターン化は、楽チンです。

日々の仕事に追われると、苦手なことや面倒なものは排除されていくのです。

③は、年齢を重ねれば乾燥に傾くのは間違いありませんが、あくまで目安。

個人差があることを忘れてはいけないですよね。

「お客様のお肌はお若いですから」と言い方を変えて、最高級ブランドをオススメしない理由をお伝えできたと思います。

パターンは覚えやすいのですが、個人差があることを忘れないで欲しいと思います。

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