鏡を見ているようで見ていない
- reethihandhuvaru
- 2016年11月24日
- 読了時間: 3分

今回は、女性は結構な時間、鏡を見ながらお化粧をしているはずなのに、実はあまり自分の顔を直視していないと思える事例をお伝えします。
季節に逆らってしまいますが、まず私がびっくりした「日焼け」のお話を。
その女性が化粧品販売店でのトリートメントを終了して、メイクアップコーナーに移動された時のことでした。
前髪をクリップで押さえようとして、手が止まりました。額だけが、他の部分とはっきり線を引いたように色が違っているのです。「え?この日焼け、どうしました?」と思わず聞いていました。想像していた通り、彼女の答えは「額にはファンデーションを塗っていない」というものでした。2〜3年前に、お笑い芸人の女性が、全く同じことを語っていらっしゃいましたが、それよりもずうーっと前のお話です。そう、彼女の髪型はいわゆる「前髪パッツン」。日本人形のように前髪を下ろして眉毛の上で切りそろえたミディアムボブです。
「見えないから、そこはファンデーション、塗らなくていいよね〜!!」が作った、マンガのような日焼け。芸人さんなら、話のネタにもなるのだけれど、彼女は関東甲信地区の都市部で、普通に生活している主婦なのでした。前髪を下ろしていても、自転車に乗ったり、風に吹かれたり、歩いたりしたら前髪は揺れる。紫外線の影響だって毎日受けるに決まっています。
毎日、顔を洗っているはずなのに。毎日顔を見ているはずなのに。そう・・・でも、そこで見ているのは「本当の今の自分の顔」ではないのです。
さすがに「そこは省かずに、額もファンデーションつけましょう。」とお伝えしました。
びっくりついでにもう一つ。取引先のスタッフ研修会でのことです。(妙齢の)新人スタッフの自己紹介で、彼女は「私、これ以上 綺麗にならなくていいんです!(私は美人だから)」とのたまったのでした。これには彼女以外のスタッフも私も「ええ〜っ!!」と思わずにはいられませんでした。その場では声には出しませんでしたけれどね。皆さん大人だから。
とはいえ、顔立ちには(元)美人の片鱗が見え隠れしています。地は、美人なのでしょう。
そして、若い時は美人だと言われ続けて、強気な人生を送れた人でもあるのでしょう。
ですが、彼女の肌は「私は美人よ!」に全く同意していなかったのでした。
お手入れも、食事や睡眠や運動など生活一通りに「無頓着」だったのですよね。多分。
子供の時(20歳くらいまで)に 可愛かった人って、自分の持って生まれた資源を無駄遣いしやすいんだなあ・・・。
知らない間に変わり果ててるってタイプかも。男女に限らずね。
その日とその後の彼女への対応は、記憶にありません。スタッフでいた期間はとても短かった気がします。
毎日見ているはずの自分の顔。皆さんは、ちゃんと見えていますか?
当たり前の様でいて、冷静に自分の顔を見るのは実はとっても難しいことですからね。
毎日のメイクアップでも、時々「やりすぎている」ことが全くないとは言えませんし。ね?
※写真は、実家の最寄りのバス停近くのイチジクの木。小ぶりで美味しそうな紫色のイチジクの果実が沢山実っていました。
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