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春が背中を押す。

  • 執筆者の写真: reethihandhuvaru
    reethihandhuvaru
  • 2017年2月21日
  • 読了時間: 5分

 日本では、春の訪れとともに新生活がスタートします。9月に新学期がスタートする海外と

半年間のズレがあるので、スタート時期を合わようという動きが大学であるようです。

日本に暮らす人々の祖先の多くは、季節とともに過ごしてきた農耕民族。春に種をまいて秋に刈り取り、冬にまた翌春の準備をする・・・自然のリズムに生活が並走しています。

 商業施設のテーマやイベントも、そんな流れをきちんと押さえています。

暖かくなると、人は出かけて行く気になったり、何かやろう!という気になりますよね。

「新生活応援プラン」「新入生割引」。

販売する立場の人間に対しては「お客様獲得キャンペーン」などなど・・・見かけませんか?

春は、入学、転勤があって、お引越しも多いでしょう?

4月からのスタートのために「今」、仕掛けているんですよね。

 春に背中を押されて、色々なものが動き出します。

サービス業の「エステティックサロン」や「アロマテラピーサロン」、「化粧品販売が目的のトリートメント提供店」も、この流れに乗ってキャンペーンを張ります。

「お客様ご紹介キャンペーン」「初来店のお客様にお得な企画!」って感じです。

お店は、毎年数パーセント減少するお客様の「穴埋め」をしなくてはいけないのです。

お客様が減ってしまうと、全体の売り上げが下がってしまいますから。

それで、春の訪れとともに「初来店のお客様には、通常価格●●●●円のところを半額で!」とか「期間中は初回を無料でお試しいただけます!」という優待とかクーポンで、なんとか足を向けさせようと企画を打ち出すわけですが・・・。

 これ・・・あまりオススメいたしません

何故か?と言えば、「安くトリートメントを受けたい人しか来店しない」からです。

「お得」が大好きな人しか来ない可能性が高いのです。

「綺麗になりたい」訳ではない人たちが、お得を求めてやってくる(笑)。

お客様の欲しいものは「お得」なのです。次回に予約することは「ほぼ」ありません。

継続してくださるお客様が欲しいサロンでは、くたびれ儲けになってしまいます。

割引だとしても、料金を頂いているならまだしも、「無料体験」が連発だと忙しいだけで、

売り上げが確保できません。

 私の例を持ち出すと「綺麗に興味はある」のですが、「普段は絶対通えそうにない高級店にチャンスがあれば行ってみたい。」でした。

高級店が「お誕生日割引」の招待状を送ってくれた時や、OPEN特別価格、期間限定のホテルお食事付き体験チケットを利用して出かけました。

ね?その時じゃないと、体験できないのですもの。出かけますよね?興味があれば。

その時の私は、綺麗になりたい人でもあるけど「お得に体験したい人」だったのでした。

割引チケットの一回分なら行くことはできるけど、会員となると桁が違うんですもの。

普通に考えると、一般の会社員が通える金額ではありません。

勿論、何につぎ込むかは人それぞれなので、十把一絡げはできないのですが・・・。

 皆さんは、どういうお客様に、お越しいただきたいのでしょうか?

綺麗に興味のある人や、トリートメント体験をしてみたい人にお越しいただきたいのなら、

その人たちに向けたキャッチコピーを考える。

例えば、”この春、綺麗から始めよう!”、”自分も肌も。愛してあげる時間を作りませんか?”

などなど。(拙いコピーですみません!!m(_ _)m)

自分だったら、どういう言葉に惹かれるのか?を考えてみましょう。

トリートメント料金を単純に安くするのではなく、

「会員価格(があればですが)で、体験いただけます」とか

「エモリエントマスクをプラスした期間限定トリートメント」等を提案をしてみてください。

トリートメント料金が「技術やサービスの質に見合っている」ものだという自信があるなら

尚更、安売りする必要はありません。

 新しいお客様を獲得するのは、顧客を掘り起こすよりも5倍のコストがかかるというお話もあるようです。お客様離れを起こさない努力が必要なのですが、これがなかなか難しい。

 穴埋めを焦って「無理な集客」をした結果、「しわ寄せ」が生じやすくなります。

多忙が、サービスの質の低下にも繋がって、更にお客様を失うことにもなりかねません。

まず一年単位で、足が遠のいてしまうお客様の人数を把握しましょう。

少なくとも、その人数に一人でも二人でも上乗せした人数を、12で割って、月ごとの集客目標に落とし込んでみましょう。集客しやすい時期に目標を高めに設定してもいいでしょう。

口コミなしの体験客は3割程度が顧客となる可能性があるので、5人の集客があった場合、

お客様になっていただけるのは1〜2人くらいです。

好意的な口コミの場合は、6割程度にアップするので、3人くらいがお客様候補になります。

独自の目安ができれば、取引先が仕掛けたキャンペーンに闇雲に乗る必要も無くなります。

お膳立てされているキャンペーンは、利用するもの。達成賞などのご褒美はもらえるに越したことはありませんが、振り回されては元も子もありません。

 今現在、特別な働きかけがなくても、「お客様からのご紹介が一ヶ月の内に2〜3人」

あるのなら、きっと大丈夫。それは、お店がお客様に信頼されている証しです。そうやって、紹介されたお客様は、継続してお越しくださる可能性が高い!!口コミの力は大きいのです。

「このお店なら、自信を持って紹介できる。」とお客様にずっと思っていただけるように、

スタッフの皆さんが笑顔を大切にお仕事ができますように。

素敵なお客様は、素敵なスタッフとオーナーがいるお店に集うものですから。

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