ゴージャスでなくても。
- reethihandhuvaru
- 2017年4月25日
- 読了時間: 3分

大切なお時間を割いてご来店いただくからには、トリートメントを存分に楽しんでいただきたい。
トリートメント技術(触覚)やエッセンシャルオイルの香り(嗅覚)の他に、季節の花を一輪(視覚)とか、お茶を一杯(味覚)とか、ゆったりとしたBGM(聴覚)にも、心を配りたいと思います。
トリートメント本体ではない、そういう部分が、満足度を押し上げることをご存知でしょうか?
現在、当店は友人を相手に「プライベートサロン」的に「時々営業」中。
オープンした時に、よりお客様に満足感が多いサービスをご提供できるように、トリートメント内容の細かい部分を検討中です。合わせて、技術本体以外の部分でどんな反応をしていただけるか?も、研究&検討中なのです。
もともと大まかな流れはできていますが、毎日スムーズに回すためには、決めておかなければならないことも、ままある訳で。基本は以下の青字のように考えています。
どれも五感に訴えるものですが、大げさなものは一つもありません。
■フェイシャルトリートメントのカウンセリングは、フットバスを楽しんでいただきながら行います。その際、育てているハーブの花などを少量、組み合わせて「たらい」に浮かべます。季節感を意識して、冬には柚子の輪切りを浮かべたりしてアレンジします。
■ハーブティは「美しい色」をお見せできるように、ガラスのティポットでお淹れします。
※ティカップも、できればガラス製をおすすめします。特にフレッシュハーブティの場合は。
(おなじハーブティなのに、陶器のティポットで淹れてしまうと、がっかり。その差に愕然とします)
■お茶を提供するサイドテーブルの花瓶に、小さな植物を一枝程度、飾ります。
では、本日のトリートメント以外の部分(演出?)のご報告を。
お越しいただいたお客様へは、ミント3〜5枚の葉の塊を2つ入れただけのフレッシュハーブティをお出ししました。花粉症が少し楽になるような香りです。
薄緑が綺麗で、色のイメージ通りの優しい味と香りだったので、お客様がとっても感激してくださいました。
フットバスのたらいの中には「兎耳の紫のフレンチラベンダーの花」を2つ、ローズマリーの渋めの緑の枝とミントの若々しい葉っぱを数枚。見栄えと香りが、とても良い感じになりました。家で育てている丈夫なハーブ達です。ちょっと先を摘んだだけ。
テーブルの花瓶には、二日前に散歩の時に摘んだ「四つ葉のクローバー」を2本。
「たらいの中のハーブ」にも「幸せの四つ葉のクローバー」にも、ハーブティ同様にお客様が感激してくださいました。
「ふぅ〜。なんだかとっても贅沢な気分になりますね」と。
ご紹介したハーブは、どれも丈夫で育てやすいものばかり。ベランダでも育ちます。
❤️❤️毎日に疲れて「ちょっとリフレッシュしたい」と思った時に、ご自分のためにフットバスやお茶を楽しんでみるのもいいですよ😀。
導入部分で、お客様が充分に緩むことができれば、深いリラックスに誘いやすくなります。
初対面の緊張をほぐすには、フレンドリー過ぎず&硬過ぎない接客と、五感に訴える心地よい空間と時間の演出です。
終了後にも、香りや目を楽しませてくれるちょっとしたお飲み物をまた一杯。
アフターカウンセリングはしつこくせずに、お客様が続けられそうなアドバイスを一つ。
あとは、「贅沢で幸せな気分♪」のまま、お帰りいただけるようにお見送りを。
小さな小さな花一輪、一枝の植物の緑や香りに癒されることが本当にあります。
それを「贅沢で幸せなひと時」だと感じていただけるのは、素敵なことだと思います。
小さなお店であるということは、このような演出が思いのままだということ。
それが可能な、小さな「サロン」や「Cafe」の仕事って本当に素敵なだなあと、改めて思うのでした。
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