メイクアップのバランス。
- reethihandhuvaru
- 2017年8月21日
- 読了時間: 3分

久しぶりに、CMでお見かけしたタレントさん。
モデル出身で、一時は女性誌の表紙を全て飾ったこともある彼女。
ちょっと舌足らずな話し方や、外国のお姫様のようなルックスが、人気でした。
おしゃれな少女たちのファッションアイコンだったと思います。
もうすぐ40代でしょうか?
相変わらずスレンダーで、お肌も美しいのでした。
でも、どこか???な感じ。何だろう?この違和感。
・・・よ〜く、見てみると違和感の原因は、アイメイクなのでした。
アイメイクだけに目が集中する。
黒々と、5〜10mmはあるだろうと感じるアイラインと、まつ毛エクステの上にしっかり重ねたような太さと濃さのマスカラ。
お手本のように、まつ毛がクルンと綺麗なカーブを描いて持ち上がっています。
アイラインは、実に完璧に描かれているのですけれど。
薄い青の、美しい着付けがされた着物姿。
背筋がまっすぐに伸びて、姿勢もいいのに。
なのに・・・なのに・・・。
アイメイクが邪魔して、彼女自身の美しさが見えてこない。
このCMのアイメイク。
もう少し力が抜けていた方が、いい感じになったのではないかしらん?
前にも同じように感じたことがありました。
2年ほど前のNEWアルバムを発表した時の、美人シンガーソングライターのCDジャケットの写真です。
彼女はもうすでに還暦を少し過ぎていますが、相変わらずお綺麗です。
でも、その時のアイメイクに、違和感を感じてしまったのは私だけでしょうか?
撮影用ですから、メイクさんが、若々しく見せようと頑張り過ぎたのでしょうか?
アイラインの太さが不自然に思えて、老けた?・・・と感じずにはいられなかった。
彼女のCDジャケットの写真が、コスチュームプレイ的に物凄く作り込んだものだったら、
アイメイクに違和感を感じなかったと思うのです。
CDジャケット用のファッションは、確か洗いざらしたデニムのロングスカートに、ドカッとしたブラウン系のゴツいブーツで、ナチュラルなものでした。
そこに、不自然なバランスの黒い太目のアイライン・・・。
目立ってました。
メイクアップって、頑張りすぎると老けて見えるんです。
アイラインもマスカラも、まつ毛の太さや量やをカバーし、目力をくれる優れもの。
歳を重ねると、誰しも目力が減っていくんですもの。
目元がはっきりしているのは、若さの証!!
だから、アイメイクに思いっきり力が入っちゃう人が多いのは納得しています。
もうね、メイクアップの醍醐味はココですよ!っていうくらい、重要なところ。
だけど、その人を綺麗に見せるには、ポイントメイクのテクニックだけではダメなんです。
ファッションとのバランスを考えないと。
若い子が作り込んだメイクアップをしても、「大人っぽくなった」風で済むのですが、大人の女性は若い女の子たちと同じメイクアップで張り合っても、美しく見えません。
特に、ナチュラルに美しく見せたいと思う人は。
メイクアップで、個性が隠れてしまっては勿体ないです。
「バランス」を取るのは、一番難しい。
一点豪華主義というのか、一点集中型な力の入り方は、お洒落になりにくい。
センスのある人は、難なくやってのけるのですけれど。
バランスと、スパイスとしての遊び心。
綺麗のための修行は・・・続きます(笑)。
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