どこに飾る?
- reethihandhuvaru
- 2018年1月18日
- 読了時間: 4分

ディプロマ(仏:diploma)=卒業証明書。もしくは学業証明書。
サーティフィケート(英:certificate)=学習水準または能力証明書。
馴染みのない方が多いと思う、この2種類の名称。
日本で通常もらう資格証(認定証とか、卒業証明書とかも)は、大抵きっちり漢字で書かれているので意味が分かりやすいのですが、海外から入ってきた技術については、このような表記になることが多いのです。
しかも上の2種は、きっちり区別がつかない感じです。
業界や法人によっては、レベルによって使い分けて発行しているところもありますし。
さて。
せっかく取得したこれらの証明書もしくは認定証。
サロンを運営している皆様は、どこに飾っていらっしゃるでしょうか?
きちんと技術を取得した、もしくは勉強をした証。
目にしたお客様に安心感や期待感を持っていただけるし、サロンとしても「証明書がもらえる、質の高いサービスを提供しております!」「技術力のあるスタッフが複数います!」というような、アピールになる。
だから、飾らない手はないと思います。
でも・・・残念ながら現場では、上手にアピールできていないことが多いのです。
驚くほど、活用できていない。
飾っていても、お客様の「目に入りづらい高さ」や「場所」に掲げていらっしゃることが多いのです。
勿体ないことです。
飾る時のポイントをあげてみます。
①お客様がいる時間が長い場所 に飾る。
②座る(カウンセリングやトリートメントを受ける場所)、もしくは立っている状態(受付や会計の際に目に入るカウンターの近く)で、自然に目に入る高さにあること。
③安っぽい額には入れないこと。(安く見え過ぎるのも、豪華過ぎるのもよくありません。額の選び方を間違えると、魅力や効果が半減します。値段ではなく、バランスが大切。)
④垂直に飾る。吊り紐が見えないように飾る。
⑤複数、証明書がある場合は、額(色も)、高さ、間隔も揃える。
これらを是非とも、押さえていただきたい。
そして、私の経験上、特に①と②が残念なサロンやお店が多いと感じます。
プライベートサロンの場合、トリートメントルームにお客様が一人でいる時間が長いので、そこに飾っておくのが有効です。
トリートメント前に、着替えをして待っている間やフットバスに浸かっている間、じっくり部屋の中を見回すことになるからです。
ところが、複数のお客様が一斉にトリートメントルームに入るようなサロンの場合。
着替え用のロッカールームが別だったりしますし、気ぜわしいですし、トリートメントルームに入れば、ベッドに横になってすぐに目を閉じてしまいますから、部屋の中をゆったり見回すようなことは無い訳です。
滞在時間が一番長い場所でも、飾るべき場所はトリートメントルームではありません。
お客様が来店されて、まず目に入る場所はどこか?じっくり部屋の中を眺めるときにどこを見ることが多いか?受付カウンターの近く(目の高さ)?、もしくはカウンセリングテーブルと一緒に設置された椅子に座って、自然に目に入る場所(と、高さ)?・・・きちんと確認しておきましょう。
お客様が、ふっと力を抜いて、部屋を見回す余裕が出る場所がどこなのか?
・・・飾るのはそういう場所なのです!
私が在籍していた会社では、トリートメントルームに飾るようにずっと指導をしていました。
多分、エステティックが導入された当時のサロンが小規模で、個人宅でスタートしていたのを、ずーっと踏襲してきたからなのだ・・・と思います。
現在ではハード(箱)が変わったのに、ソフトを見直さずに来てしまったのでしょう。
私が担当した取引先には、トリートメントルームではなく、カウンセリングルームか、受付近くに飾って貰うようにしました。
すぐにお客様から反応があったことを覚えています。
お客様に「みんな、すごいんだね〜!」と言われたと、取引先から報告を受けました。
ちょっとしたことですが、そんな反応をいただくことで、スタッフは自信が持てます。
そして、「もっと勉強しよう!」というモチベーションに繋がります。
効果を考えたら、ちゃんと飾らないのは、あまりに勿体無いです。
小さなことですが、サロンやお店を見直して見ていただくきっかけになれば、嬉しく思います。
※写真は、ご近所の門の前に咲く満開?な水仙の花。
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