熱暑がリンゴの皮を厚くする。
- reethihandhuvaru
- 2018年7月24日
- 読了時間: 3分

暑いですね。「災害級」の暑さだと、新聞のキャッチコピーが踊っています。
「暑中お見舞い申し上げます」というより、「酷暑お見舞い申し上げます」とした方が良さそうなお天気が続いています。
暑くても例年は、この季節は夕立が結構あって、涼を取ることが出来ていたはずなのに。
今年はその夕立もありません。
先日、長野県のリンゴ農家の様子をテレビで見ました。
リンゴ農家の方のお話では、暑すぎる為にリンゴの皮が厚くなってしまって、これ以上の大きさに育つことは難しい。
雨で災害に遭われた方もいらっしゃるので、申し上げるのも憚られるが、せめて、少しでも雨が振ってくれたら助かるのだけれど、と。
天気が良すぎて過度に紫外線を浴びると、リンゴ自身の身を守る為に皮が厚くなるんですね。で、その固くて厚い皮が邪魔をして、リンゴが大きくなるのを妨げてしまう。
リンゴは、水分や栄養分をを失わない為に、鎧の様な固い皮を装着?してしまうらしい。
これ、人も同じです。
過度な紫外線は、人体にとって強力なストレスです。
ましてや今年の強烈な暑さでは人命に関わります。
肌は、ダメージを受けない様に角質を厚くし、メラニンを放出する。
体温を下げる為に発汗して、水分とミネラルを失う・・・。
その結果、シワが深くなり(角質肥厚が起きているから余計に目立つ)、たるみが進み、シミを増やし、乾燥する。
強烈な日差しや温度は、体を痛めつけ、疲労します。
疲労の蓄積が、老化を促進します。
老化が促進されれば、どんどん綺麗から遠ざかり、人生時計のスピードを早めてしまいます。
老化は抵抗力も免疫力も下げてしまうのですから。
夏の昼寝は理にかなっていますよね。
先ほどお話に出たリンゴですが・・・。
美容業界では、レモンと同じくらいに登場回数の多い果物です。
酸化の説明(つまりシワとか美白)の時によく使われていると思いますけれど・・・。
角質肥厚の話や肌の老化についてだって使えることが、ご理解いただけたでしょうか。
酸化は老化を促進させるということでもありますし。
「ホワイトニング」の基本は「日焼け止」めのハズなのですが、お客様も販売する側も繋げて考えない傾向があります。
ですから、それ以外のお肌の悩みと繋げられるかというと・・・怪しいものですね。
シミ・シワ・たるみ・角質肥厚(ニキビとくすみの原因にもなる)の悩みや老化から逃れたいなら、まずは紫外線から肌を守ること!!
仕事をする為にも生活する為にも、快適な環境を手に入れる努力をする。
疲労を蓄積させない様に休養(睡眠)をしっかり取り、疲労回復の材料として食事をバランスよく摂り、楽しみや生きがいを持つ。
体の適度な筋肉を失わない様に、無理のない運動を楽しむ。
全ては、「予防」と「バランス」でしょうか。
余談ですが、レモンのクエン酸は、サッカーの試合で疲労によって、脚が攣(つ)り易くなるのを防ぐのに有効なので、ハーフタイムに 現松本山雅FC の反町監督が選手に摂取させていると聞いたことがあります。
※※写真は直径約30cmの大きなひまわり。私の記憶の夏休みを象徴する花です。
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