「いざ出陣!」の、赤い口紅。
- reethihandhuvaru
- 2018年8月21日
- 読了時間: 3分

「赤い口紅」。
化粧品メーカーもアパレル業界もトレンドとして随分とPUSHしていましたが、皆さんの心に響いたでしょうか?
個人的な感想ですが、トレンド好きな一部のに方にアピールできている・・・程度かな?という感じです。
ファッションとのバランスが難しいですからね。
当時と全く同じ提案ではないのですが、バブル(時代遅れ)なイメージを払拭しにくいですし。
「赤い口紅」で思い出すのは、随分前に鬼籍に入った叔母のこと。
妻&母として忙しくしていましたが、役員として叔父の仕事も手伝っていました。
そんな彼女が選ぶ口紅はいつも「真紅」。
仕事の戦闘服として「赤い口紅」は、必須だったのです。
赤のイメージには、情熱的(血液の色や太陽の色からの連想でしょう。)、活動的、積極性、怒り、危険、戦い・・・などがあります。
彼女の肌色や雰囲気からして、もう少し柔らかな色が似合いそうでしたが、「私はこれ!」と譲りませんでした。
「赤い口紅は、顔がはっきりする」とも言っていました。
加齢とともに肌色がくすんでくると、「赤い口紅」は肌色を少し綺麗に見せてくれます。
明度差で、メリハリがつきますから。
戦闘服的な効用にプラスして「赤」には、女性をアピールする力があります。
セクシーな色の代表の「紫」ではなくて、「赤」に。
赤のイメージは「生命力の色」だと言えるからでしょう。
(アンチエイジング系商品のイメージカラーに、赤が使われているのも納得ですよね?)
そして男性は「生命力」の強い女性に惹かれるのですよね〜。
ギラギラしていて下品だし、顔やスタイルだって全然良くないし、欲望に対して忠実すぎる・・・強欲なオヤジが女性になっているタイプなのに、「生物としての強さ」で、恋人や愛人を確保しているんです。
世の中では、珍しくない話でしょう?
(背の低い男性が、背の高い女性と結ばれることも多いでしょ?女性ほど身長差にこだわりがないのも面白いところです。生命力の強さを相手に求めている証拠かも?)
自分の遺伝子を残したい生物にとっては、「生命力」に惹かれるのは不思議じゃない。
生物として、その選択は正しいと思います。
そういう意味で、「赤」はセクシーと繋がっているんじゃないかと思います。
「なるほど!」とわかるマンガ見た目の心理学(精神科医 ゆうきゆう 監修)西東社 が、アメリカのロチェスター大学の心理学者エリオットと二エスタらの研究チームが、たくさんの実証実験によって「赤は女性の性的魅力を感じさせる色」だと明らかにしたと紹介しています。
そこには生物学的根拠があると言います。
霊長類のメスは、排卵期に体の一部の赤みが増し、オスがそこに惹きつけられるのですが、これに似た反応が人間の男性にも起きていると推測されるのだそうです。
女性が男性にアピールするには、「赤」を身につけると効果的だとまとめています。
あくまでも、性的な魅力のアピールですよ?
どうしても手に入れたい男性への戦略に利用するのは有りかもしれませんが、恋人関係が継続できるかどうかは分かりません(笑)。
人としての親切さや聡明さなどの評価や、女性が女性を評価する場合・・・。
「赤」は全く影響が無いそうですから。
自分に似合う色で、自分らしさのアピールをしたほうが精神衛生上、良い気がしています。
余計な人にモテても仕方ないですし、そもそも今の私は「セクシーなアピールをする場面も必要も無い」状況なのですから(笑)。
※※ 写真は、凌霄花(ノウゼンカズラ)の花。
夏の青い空に生える濃いオレンジ色の花が、生命力を感じさせますね。
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