神様から「お客様」を外す。
- reethihandhuvaru
- 2018年9月16日
- 読了時間: 2分

「お客様」は大切です。
でも、「お客様」だからと言って、何をやっても良い訳ではありませんよね?
三波春夫さんが歌われた「お客様は神様です!」のセリフは、勘違いされたまま、現在に至ってしまいました。
このセリフ、お客様に向けたのではなくて、商売をする側の心掛けだったはずですが。
「金を払ってるのに、なんで店の従業員に気を遣わなきゃいけないんだ!」というお客様がいらっしゃいます。
そういうお客様は、普段の生活で嫌な思いをすることが多い人なのかもしれません。
その様な方は、自分より弱い立場の人間に、理不尽な要求や意地悪をしてしまいがち。
心のどこかで、彼らを身代わりにして、憂さ晴らし&仕返しをしているのかな?
お客様は高圧的な態度によって、一時的に得をすることがあるかもしれません。
そんなお客様に対して、「気持ちよく過ごしていただきたい」という気持ちが持てる訳もありません。
嫌なことをされれば、”おもてなしの質”が下がるのは、当然ですよね。
お店の側は、被害を最低限に抑えるためのピリピリした接客に終始することになります。
本当の意味での、「心のこもった接客」は絶対に望めません。
結局、損をするのは「自分を神様だと勘違いしたお客様」なのです。
お店とお客様が Win Winの関係でないと、お客様にとっての「居心地の良いお店」を作ることが出来ません。
お客様の協力は、不可欠なのです。
お客様を大切にするということは、「腫れ物に触る様に接すること」ではありません。
無条件に、要求を全部吞むことでもありません。
ご期待に添えない時は、理由をきちんと説明することを厭わないでください。
「心を込めたおもてなしをしたくなる素敵なお客様」を育てることも、お店の大切な仕事なのですから。
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写真は実家の小さな家庭菜園で咲いたオクラの花。色違いのハイビスカスの花の様ですね。
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