ストレス臭、加齢臭、そしてスイート臭?
- reethihandhuvaru
- 2018年12月17日
- 読了時間: 3分

「取引先に出掛ける前日に、餃子を食べるな!」と、先輩からよく言われたものです。
ニンニク臭いのは、印象が悪いですからね。しかも化粧品会社の社員なら尚更。
二日酔いで出社した先輩が「酒くさ〜!!」と、同僚に嫌がられたりとか・・・。
会社員あるあるです。
食べたものと体臭がとても近い関係にあることは、よく知られています。
体調が体臭と近い関係にあることも。
毛穴から汗や二酸化炭素が排出される訳ですから。
友人は、仕事でヨーロッパに長くいて動物性タンパク質をかなり摂取したので、その際に体臭が濃くなったと感じたと言っていました。
がん患者を犬が嗅ぎ分ける・・・というお話もあります。
犬でなくても、がん患者だった父親の見舞いに行く度に独特の臭いを感じたと知人に聞いたこともあります。
細胞が攻撃を受けて高ストレスを受けている状況ですから、体調不良が臭いと直結するのは納得のいく話です。
二日酔いになるほどの大量のお酒は生物にとってのストレスですし、臭くなるのは当然です。
ところが、改めて「人はストレスがかかった状態だと、ネギ臭くなるらしい・・・」とか、
「若い女の子には特有の桃のような香りがする」ということが研究の結果、新たに証明されたと聞くと、びっくりしますよね?
同じ延長線上で考えられることなのに、心のどこかで「自分が今、臭ってしまっているのは、食べ物の匂いが影響しているだけ」だと考えている。
誰もがきっと、その嫌な臭いは「自分の臭いじゃない、摂取したものの所為だ!」と、どこかで思っていたいのだと思います。
自分自身は臭くない!!・・・できれば・・・良い匂いがする・・・と、思いたい。
ストレス臭:緊張、不安、混乱などを感じると皮膚から発生するガスに含まれる臭い。
主成分はSTチオジメタン(ジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタン。硫黄化合物)
ラーメン上のネギや、玉ねぎの香りを感じるそうな。手汗をかいている時なんかに強く臭うらしいです。
・・・ストレスフルだった会社員時代の後半、ひょっとしたら私もネギ臭かったかもしれないなあ・・・。
スイート臭:若い女の子特有の桃やココナツのような甘い香り。ラクトンC10,C11が、その正体だそう。そして、35歳はスイート臭の曲がり角だそうです。そこを境に、甘い香りが減少するんですって。
ちょっと昔の25歳はお肌の曲がり角という表現を思い出して、嫌な感じがします(笑)。
多分、良い匂いは生物としての生殖能力のピークとリンクしているんだなあ・・・と想像します。
キラキラの青春時代が舞台の小説や漫画の中の、「なんだか10代の女の子はいい匂いがするイメージ」は、気の所為じゃなかったんですね!?
人の魅力は若さだけじゃないよ!!とは思いますが、こういう研究は面白い!!
加齢臭やらオヤジ臭やら、ほかにも研究結果が発表されていますが、嫌な臭いがしない人というのは、心身ともに健康な状態の人(=つまり免疫が高い状態になる人)ということでしょうか?
人生を楽しめる人は、無敵だ!!ってことかな?
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ストレス臭の資生堂発表についてwwdジャパンからの記事
https://www.wwdjapan.com/713945
資生堂プレス発表:ストレス臭
https://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002513&rt_pr=trc20
ロート製薬:「女性の若い頃の匂い」を解明!
https://www.rohto.co.jp/news/release/2018/0214_01/
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加齢臭:中年以降の男女に見られる体臭。主成分はノネナール(1999年 資生堂リサーチセンター発表)。油臭さのあるチーズのような臭いだそうです。
オヤジ臭:30〜40代男性特有の体臭。ペラルゴン酸(2008年ライオンが発表)、ジアチセル(酢の120倍の臭気とも言われる=マンダム2013年発表)皮脂臭さと酸っぱさを感じるらしいです。
※※ 参考:ウイキペディア
** 写真は小鳥たちの冬のおやつになる柿。熟しまくりです。
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