2:8の法則と 3:4:3の法則。
- reethihandhuvaru
- 2019年1月28日
- 読了時間: 3分

2:8(にはち)の法則(=パレートの法則)とか、3:4:3(さしみ)の法則。
聞いたことがありますか?
会社員だった頃、どちらもよく目にしました。
商売には、この様な割合が経験則として存在していると言われています。
営業会議のレビューでよく登場してましたし、マーケティングの資料でも見掛けました。
2:8の法則。
売り上げの殆どは、約2割の社員(もしくは取引先)で作られる傾向がある・・・という有名なヤツですね。
事実、営業会議で売り上げ構成を見ると、取引先の2割程度で売り上げの80%以上を稼いでいました。
ですから販促施策は結果的に、その2割に集中しました。
見返りが少ない取引先に、お金は沢山使えないですからね。
本当は、よく稼いでくれる2割を除く8割が、少しでも売り上げを上乗せしてくれると、楽に数字を伸ばすことができる筈なのですが・・・。
8割の方の売り上げは現状維持が多くて、なかなか上向いてくれません。
(取引先の売り上げ順位や成績が大きく入れ替わったりすることもありますが)
多分、上位2割と同じアプローチの仕方や提案では、ダメなんですよね。
きっと、理解の仕方や見えているものが違うし、集まっている集団のタイプが違っている。
同じ施策でも、伝え方や利用の仕方に一工夫が必要なんです。
それを見極めてどう提案できるか?が営業の腕の見せ所とも言えますね。
営業担当が変わったら、いきなり売り上げが伸びた!ということ・・・よくあるでしょう?
それから、3:4:3の法則。
こちらの方が、サロンの皆さんには身近なお話になるでしょうか?
節分が過ぎれは、春に向かって異動や就職、進学で人の大規模な移動が始まります。
新規顧客を獲得するためのチャンスです。
準備を始めないと!!
その為にキャンペーンを設定して、体験用の特別料金を設定したりしますよね?
キャンペーンの結果、
体験1回で、再来店が確保できたお客様は3割。
元々、特別料金で体験するために来店するお客様(つまり、それで終わり)が3割。
どちらになるか、まだ分からないお客様が4割。
・・・こういう割合になるということを言います。
新規顧客を獲得できない割合は、ある程度見込まれているから極端に落ち込む必要は無い。
けれども、これは、あくまでも平均的な数値。
伝え方やアプローチの方法を間違えてしまうと、惨敗になることもあります。
皆さんのサロンを、お客様の立場で振り返ってみてください。
・お渡しするチラシやチケットのコピーがおざなりになっていませんか?
(よくある同業他社のコピーの使い回し。気持ちの入っていない内容では?)
・どんな風に迎えてもらえるのでしょうか?
(気分良く迎えてもらえそう?大事にしてもらっている気分になれる?)
・どんなサービスを楽しめるのでしょうか?
(アドバイスがある?お家でできるお手入れやメイクアップのテクニックを学べる?)
・次も来たいなと思える気持ちになれるでしょうか?
(次回も来たいと思えるお楽しみや提案がある?)
・素敵な気分になれるでしょうか?
(サロンの中は、わざわざ来たい気分になれる空間?)
・技術は、丁寧さが伝わってくるものでしょうか?
(数をこなすだけの雑にものになっていない?)
皆さんのサロン自身の魅力は、どこにあるのか?今更ですが、ご理解されていますか?
魅力が分からないと、アプローチ方法を間違えちゃう!!
モテたくて、似合わないのに流行りの服を取り敢えずチョイスしちゃう女子の様な・・・?
法則は確かにあるけれど、キャンペーンの結果を闇雲に数で追わないでくださいね。
サロンと波長の合うお客様と出会えることを、大切にしてください。
地道にファンを増やすことを忘れずに、いて欲しいと思います。
新規顧客をとにかく欲しい!!という気持ち(=こちらの都合)は、思うよりもずっと強く相手に伝わっていることが多いので。
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写真は、春馬つ梅の蕾。ピンクペッパーの様ですね。
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