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化粧品と洗面台の問題。

  • 執筆者の写真: reethihandhuvaru
    reethihandhuvaru
  • 2019年4月26日
  • 読了時間: 3分

 汗をかいたらシャワーを浴びてサッパリしたくなる季節となってきました。

特にスポーツする人(特に部活に忙しい学生とか)は、シャワーにたどり着く前に、顔を洗う機会が増えます。

家なら洗面台に向かいます。

洗面台には洗顔料、浴室にはシャンプー、リンス、コンディショナー、ボディシャンプー、石鹸が置いてある。

必要なものは近くに置く。

これ、普通のことなのですが・・・ちょっとご注意。

最近の洗面台は、樹脂で出来ている製品が殆どです。

その場合は、陶器やガラス製のトレイの上に、化粧品のボトルやチューブを置くことをお勧めしたいのです。

オイル、アルコール、保湿成分、香料、クレンジングオイル、香水、除光液、ヘアトニック、アフターシェーブローション・・・。

これらは樹脂と馴染む成分が含まれています。

馴染むと言うことは、溶け合うと言うこと。

ですから、化粧品は樹脂性の洗面台の棚に直接 置かないでいただきたい。

 洗面台にボトルの底の形が付いてしまったり、変色したり、ベタベタしたり、穴が空いてしまったりしていませんか?

これは、きちんと容器の口を吹かなかったりした為に、化粧品が容器から滲み出たり漏れたりして、化粧品の成分が樹脂と馴染んで溶けてしまった結果です。

これを避けることが、「化粧品のトレイ」の存在理由の一つなんです。

単に、見た目をオシャレに見せるだけではないんだと言うことを、数年前のお客様相談室への一報で理解したのでした。

 当時のお客様相談室のスタッフの情報によりますと・・・。

お客様のご自宅の洗面台は、強い西日が当たる場所だったそうです。

夏、数日間、お客様は旅行に出掛けました。

クレンジングはいつも通り、洗面台の樹脂の棚に入れて扉を閉めました。

家を空けた数日、ご自宅のある地域では暑い日が続きました。

気温がどんどん上がり、棚の中も高温になりました。

クレンジング容器の内容物も、高温で膨張して容器から外に吹き出す様に流れ出ました。

旅行から帰ると、洗面台の棚の一部が溶けて、穴が空いてしまっていた・・・と。

洗面台の説明書はマンションにはありませんでしたが、洗面台のメーカーのホームページでは化粧品の直置きによる樹脂の溶解について、メーカーは責任を負わないと、理由と注意、説明が記載されていました。

洗面台のメーカーに抗議しても、話を聞いてもらえなさそうです。

本来、責任は お客様にあります。

「直射日光や高温多湿を避けた冷暗所で保管してください」と、化粧品の容器や包装にも記載されていますから。

けれども。

やっぱり納得ができずに、クレンジングを製造したメーカーに電話を入れて来られた・・・と言うことでした。

 多分、高温な場所に置くことで、化粧品自体の品質が劣化する可能性があることは理解されていたと思うのです。

でも、化粧品が他の現象を引き起こすとは、思いもしなかった。

「保管の仕方が悪かった結果、どんな事象を引き起こす可能性があるのか?」が明記されていないではないか!!と、仰りたい。

・・・気持ちは、分かります。

だって、そんな科学的な反応を理解して暮らしている人なんて、殆どいないのですから。

その後のお客様相談室のスタッフの対応で、お客様の気持ちも収まったと聞いています。

まずは、話を聞いて貰いたいですものね。

暑い季節が近づいてきます。

化粧品の保管、化粧品を販売されているサロンや販売店の皆様は、お客様へ是非お伝えいただきたいと思います。

小さなアフターケアに過ぎませんが、皆さんに対する、お客様の信頼度も増すのではないかと思います。

**日本化粧品工業連合会「コスメチックQ&A事典」には情報が沢山!

興味のある方は是非のぞいてみてくださいね。

*****

写真は、近づく初夏の遊歩道です。

ヒノキの花粉が飛ばなければ・・・大好きな季節です(笑)。

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