中高年の「厚盛り」と「老け見え」の問題。
- reethihandhuvaru
- 2019年7月1日
- 読了時間: 4分

若々しくいたい!
女性も男性も、そう願う方が大勢いらっしゃると思います。
さて。
若々しい=エネルギッシュ・・・でしょうか?
エネルギッシュが過ぎると、脂ぎった中高年感が強くなるような?
ほら、見たことないですか?
妙に不自然な黒々した色の髪の男性・・・眉毛に白髪が見えるのに。
肌がなんだかテカテカで、真っ黒に日焼けしてた肌に金属ネックレス、香水がきついとか。
脂ギッシュといえばそのような男性のイメージが強かったのですが、最近は女性にもそんな感じ・・・増加傾向です。
40代以上の女性の横顔に、2cm以上ありそうな濃いめの睫毛エクステンションと毛穴が目立つ厚塗りファンデーション・・・。
この2つが揃うと、無敵な脂ギッシュ感を感じます。
ファッションも凄く力が入っていらっしゃる。
ネイルに隙なし、サンダルの指にも勿論、鮮やかなペディキュア、光るアクセサリー。
全体的に、女子力全開な感じです。
お若い時は美人で有名だった、数人の女性政治家の皆さんを思い浮かべていただくと、イメージしやすいでしょうか?
彼女たちには、女子力全開というより迫力や圧力を感じますけれど(笑)。
若々しい(=モテたい)・・・は、明日へのエネルギーですから、否定をする気はないのですけれど、バランスを欠くと、ちっとも美しくないから、モテない。
バランス感を手にすることは、自分を冷静に見る目を持つということなので、簡単ではありません。
もし、自分を冷静に見つめたいなら、全身が映る大きな鏡を是非、使っていただきたい。
至近距離で顔だけ見ていては、無理なので。
メイクアップは明るい場所で。
メイクアップも、大きめな鏡で。
何故、若々しく見えるテクニックでメイクアップをしているはずなのに、痛々しく且つ脂ギッシュな中高年感を感じさせるのか??
・・・それは、ご本人の若い頃に持っておられた元々のボリュームを、はるかに凌ぐ盛り具合だからです。
そうなった時点で、著しくバランスを欠いている(=Too Much)。
若い時は多少盛っても、本体にボリュームというか力があるから、無理やりな感じがしないのですが、本体に力が無くなっているところに「厚盛り」をしてしまうと、もう・・・。
悪あがき・・・見苦しい感じがしてしまう。
ですから、やり過ぎは逆に老けて見えちゃう!!ことを是非お伝えしたかった(笑)。
「厚盛り」・・・厚く、これでもかと大盛り状態のメイクアップやファッションや髪型のことです。
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若々しく見えるメイクとはどういうものか?
簡単にいえば、老いた印象の逆に見えるように、テクニックを駆使します。
例えば。
老けて見える・・・という現象をあげてみると・・・。
・髪、肌、唇、瞼、体、首、など、全体的にボリュームダウンする=(しぼむ)。
・髪、眉、睫毛、色素が抜ける、本数が減る。(顔の印象がぼやける)
・顔色が悪くなる(唇の色がくすんだり頬の赤みが感じられない)=(血流が悪い)。
・乾燥が目立つ(艶がなくなる)。
・口元や目元がたるむ、シワなど、顔に影が出来る。
・姿勢が悪くなる=(筋力が衰える)。
姿勢を保つ筋力を補うことは簡単ではありません。
意識して、鍛えなければ手に入りません。
時短で若々しく見せたければ、メイクアップやスキンケア、その他で補うことになります。
ボリュームダウンしたなら、増やす!!
・髪の毛を、いわゆるヘアピースとか、ヘアエクステンションで増量する。
・唇は大きめに描く、グロスで唇が膨らんで見えるように塗る。
・瞼には膨張色であるピンクや明度の高い色を使う。
色素が抜けて印象がぼやけるならば、色素を足す!!
・眉を太く、濃いめに描く(=眉毛の色素と毛量を足す)。
・アイライン、マスカラを使う(=睫毛の色素と毛量を足す)。
・口紅とグロスをつける(=色素とボリュームを足す、輪郭を明確にする)。
血流が悪くて顔色が悪いならば、
・頬紅を足す。
・メイクアップ、スキンケアの前に、スチームタオルで顔を覆って数分温める。
輪郭がぼやけているなら
・シェーディングして、すっきり見せる。
(顔の形を極端に無視したシェーディングは逆効果)
窪んだ目の周りや影になる部分に、
・当人の持つ色素に合った膨張色や明度の高い色を使って影を飛ばす。
乾燥して艶がないなら保湿する!!
・水分(化粧水、ジェルで)保湿(→ふっくら感が増す、その後のクリームが馴染む)。
・油分(クリームやオイルで)保湿(→艶感が増す)。
・乾燥して見えやすい、パウダーや白粉の使用を減らす。
これらは、ちょっと補うくらいの感覚で駆使していただきたいと思います。
他にも色々テクニックはありますが、それはまた、別の機会に。
一番大切なのは、ご本人のチャームポイントが見つけられているか?です。
チャームポイントを引き出せば、魅力が増してマイナスポイントが気にならなくなりますから。
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写真は白いムクゲの花です。
楚々とした美しい花ですね。
牡丹や薔薇のように豪勢でなくても、こんなに美しい花があります。
誰も彼もが、「女子」を盛らなくてもいいじゃないか!!と言いたいです(笑)!
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