本腰で「地方の時代」?
- reethihandhuvaru
- 2020年7月3日
- 読了時間: 4分

コロナウィルスの影響で、テレワークを余儀なくされた会社が、地方への移転を考える様になったそうです。
実際、会社を引っ越しさせたところもある。
通勤(痛勤とも揶揄されている)時間も必要なく、会議や取引先とのやり取りも移動せずともこなせて効率が良い。
それならば、何も家賃の高い都会で事務所を構える必要はない。
通勤するとしたってストレスの少ない田舎がいいでしょ!と。
仕事が都会に集中しているので、結果就職先が都会になる。
都会で就職したまま、実家に戻ることが出来ない地方出身者は多いのです。
仕事が故郷で得られれば、無理に都会で暮らす必要はありません。
実家の両親や家族が心配です。
・・・地方への移動が選択肢に入ってきました。
人々が田舎に戻ることができれば、地方の人口は増加し、色々な需要が生まれます。
都会に集中していた文化事業やイベント、各種学校の設立も増加するでしょう。
やがて質の高い教育が、地方でも受けられる様になる。
優秀な人たちが沢山いても、地方では手に出来るものが限られていて、都会と比べると不利な点が多かったのです。
人材は宝物です。
地域が本気で人材を育てたら、得るものが大きいと思います。
地方自治体が、知恵を絞って豊かな暮らしを作る時代がやってきたのではないでしょうか?
テクノロジーの発達と前代未聞の厄災が、地方の時代に向けてアクセルを踏みます。
過去、政府主導で消費者庁を地方に設立する・・・という様な案がありましたが、頓挫しましたね?
何やら、無理やりで唐突な感じでしたから。
それに、働く人たちがその移転自体を望んでいなかった様でしたし、受け入れ予定だった自治体もなんだか狐につままれている風でした。
本当にそうするの?って感じで。
東京に一極集中な状態はマズイと、前から言われもしていましたが、実行できなかった。
・・・それが、思いも掛けない厄災の効果・・・で、現実を帯びてきました。
それから。
今後テレワーク出来ない職種の中で、大改革?というのか価値観のシフトチェンジが起きるのではないかと推測しています。
例えば、大手外食チェーン店ではなく、地域に根ざした個人商店の価値が大いに見直されるのではないかと。
コロナウイルスの影響で個人商店も大打撃を被って、閉店した店は数知れないでしょう。
それでも。
顧客に大事にされて残っていくのは「そういった地元のお店」であって、大手チェーン店ではないと。
大手外食チェーン店などは早々に店舗の撤退を決め、アルバイトや派遣をあっさりと退職させていきましたよね?
経営上、やむを得ないのでしょうが。
私が大手外食チェーンの「退職させられた」アルバイトとか派遣のスタッフであったとしたら、二度とその様な職場で働きたいとは思いません。
勿論、背に腹は代えられず、働き口がそこしか得られないとしたら話は別ですが。
地元に愛されているお店は、地域のコミュニテイと結びつきが大きくて、お客様に大切にされています。
そんなお店は簡単に従業員を解雇できません。
お客様やスタッフの一人一人の顔を見て仕事をしているから。
スタッフも大切に育てているから。
資本の体力が、それほどなくても。
なんとか、出来る限りのことをしようとお店は知恵を絞る。
居心地の良い場所を守ろうと、お客様がお店を応援してくれたりする。
やはり「経済は感情で動いている」のだなあ・・・と思います。
そして、「お上はやっぱりあてにならない」ことも。
役所には災害に対してのある程度の準備はあっても、知恵は出ないということが。
後押しはしてくれるかもしれませんが、後手後手に回るものだということがコロナ禍でハッキリしました。
ピンチを切り抜けるには、何よりも現場のアイディアが大事だと。
踊る大捜査線ではありませんが、「事件は現場で起きているんだ!」
そして、「現場にしかヒントは落ちていないんだ!」と。
・・・感じることしきりです。
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ユスラウメ(梅桃)の実です。
美味しそうですね。生で食べると味の薄いさくらんぼの様だそうです。
ジャムとか加工するといいそうな。
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