「2:8 の法則」のオマケ。
- reethihandhuvaru
- 2021年2月26日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年3月1日

2:8の法則(パレートの法則)について、ちょっと前に書きました。
全体の2割が、売り上げの80%を稼いでいるっていう奴ですね。
これには、追記することがありまして。
全く仕事をしない・・・つまり遊んでいる奴も全体の2割いるという事。
パレートの法則の亜種とも言われているようですが、別名「働き蟻の法則」。
2割・・・すごく働く・・・・全体の売り上げの8割稼ぐ。
6割・・・普通に働く・・・・全体の売り上げの2割を稼ぐ。程々サボる。
2割・・・全く働かない・・・稼ぎ0(寄り道したり遊び呆けていたりする)
と、さらに分割できてしまう。
※詳細は、長谷川英祐氏(北海道大学農学部大学院農学研究院准教授)「働かないアリに意義がある」をご覧ください。
この、働かない2割は不要(つまり、「給料ドロボー」)と考える人が多いと思いますが、彼らが居ないと組織は破綻しかねないかも?というお話。
働かない人の中には、超優秀な人も混じっていたりする。
勿論、箸にも棒にもかからない人もいるのですけれど。
そして、思わぬ発想(遊びを楽しんでいる者にしか魅力的な思い付きは降りてこない)が、この高等遊民なグループから出ることもある(これは私の会社員時代の経験というのか、感想です)様で。
”2割”の怠け者は、”2割”の超働き者と6割の程々に働く者に支障が出た時のための必要な人材であるらしい。
・・・結果的にリスク管理にもなっている。
すごく働く2割は、永遠に働ける訳ではない。
思わぬ病気もするし、怪我もする。
機械じゃないんだから、休憩を取らないと体も心も壊れてしまう。
機械だって、メンテナンスしないまま動かし続けたら壊れてしまうのですから。
面白いことに、よく働く2割をそっくり全体から除くと、結局この2:6:2の割合になるのだそうです。
健全な組織としてあるためには、必要なバランスなのでしょう。
経営者はできれば少ない人件費で、従業員を馬車馬みたいに働かせたいと思っていらっしゃる方が多いような?
それは不健全だし、無理なのだと。
不健全な会社からは、容易により優秀な人材が流出することになる。
業界や会社自体が活気に満ちている時期には、人材の流動性はあるものです。
出した分だけ、優秀な人材が確保出来ているうちは良いのですが。
そうでない場合。
割合だけが同様に戻っても、人材の質が下がっているのですから、仕事の質も明らかに落ちて行くでしょう。
生産性は間違いなく低下して、高くつく人件費をさらに抑えにかかります。
悪循環に突入しますね?
結局、「遊び心」を持てる余裕が無いと・・・企業の未来は見越せない・・・でしょうか?
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桜の花は一斉に咲き誇って、一瞬で散ってしまうように思いますが、早咲きの桜も遅咲きの八重桜も秋咲もあって。
それぞれに美しく季節を彩ります。
みんな同じじゃなくて・・・いいじゃない?と。
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