心のコンディション。
- reethihandhuvaru
- 2017年12月28日
- 読了時間: 3分

「仕事にプライベートを持ち込まない。」「嫌なことがあっても、仕事中は感情をコントロールして接客するように。」・・・サロン運営マニュアル等に、スタッフ心得として書かれていることが多いんじゃないかと思います。
でも、心が弱っていると、これがなかなか難しい。
本人はちゃんと感情コントロールして接客に当たっているつもりだとは思うのですが、何気無いお客様の言葉を悪くとってしまったり、深く傷ついてしまったりする。
だから・・・そのスタッフさんは、プライベートか仕事で何かあったのかもしれない。
今なら、そう思えるのですが、当時はただ、何故そのような扱いを私が受けるのか、全くわかりませんでした。
もう、はるか昔のことなのに覚えているのは、私が「クレーマー扱い」をされた出来事だったから。
ある専門店街にあるお店で、素敵なシャツが、ハンガーに掛かっていました。
でも、よく見ると、縫製が甘かったのか、ほつれている。
「すみません。ここ、ほつれているので、ほつれていない商品があったら、欲しいのですが。」と、お願いしました。
残念ながら在庫には無くて、他のお店にあるかどうかを確認してもらえるということで、連絡先をお伝えして帰宅しました。
その後、在庫はなかったが、少し値引きをするのでどうだろうか?という電話をもらい、「お電話をありがとうございます。でも、値引きして買うかどうかは、もう一度お店に行って商品を見てから検討させてください。」と返事をしたのでした。
で、後日「シャツの件で、●●●さんにお電話をいただいた●●ですが」とお店に伺ったのです。
名前を言った途端に店長が出て来て、「商品やスタッフさんたちに対して私がひどいクレームをつけた」「値引きさせるつもりで文句をつけて来ただろう!」と、すごい剣幕だったのです。
店長にお会いするのは初めてでした。
スタッフさんの名前は伺っていましたが、お顔と名前が一致しない程度の薄いやりとりでした。
店長さん自身も、心に余裕がなかったかもしれません。
最初から喧嘩腰なので、私に事の次第を確認することもしませんでしたから。
頭が真っ白になりました。
どんな風に、伝わっていたんだろう?
お電話をいただいた時にお礼を言ったし、揉めた覚えは一切なかったのに。
あまりの勢いに狼狽えて、そしてびっくりして、抗議もできずにお店を後にしたのを覚えています。呆気にとられたと言った方が正しいかもしれません。
ちょっと涙目になったことも覚えています。
デベロッパーさんのお客様相談室に、相談することも思いつきませんでした。
心のコンディションが悪いと、相手の言葉を誤解したり過剰反応して傷ついたり、キレやすくなります。
私の方の心のコンディションは、その時、全く問題がなかったので、只々びっくりしました。
最近のニュースを見ると、そんな風に「追い詰められている感じ」の人がジワジワ増加しているんだと感じます。
なんとか生き延びなければ!という危機感が、強くなっているのでしょう。
そういう世界では、自分さえ良ければという気持ちが強くなる。
「一人勝ち」「勝ち組」「言ったもん勝ち」という言葉が一層もてはやされるようになる。
好きじゃないなあ、こういう言葉。
なんだか、感じ悪いと思いませんか?
こんな言葉が、どんどん人を追い詰めていくんじゃないかしらん?
もっと幸せになる言葉を目にしたい。
心のコンディションを崩さないためにも、嫌な言葉に振り回されないようにしたいですね。
※写真は、この冬注目の紫色のシクラメン。青いバラを追求しているサントリーが開発した「青いシクラメン」のセレナーディアです。
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