イングリッシュガーデンからの花便り。
- reethihandhuvaru
- 2018年4月14日
- 読了時間: 2分

毎年、この季節になると楽しみにしているお花があります。
「ナニワノイバラ」という原種の一重の白いバラです。
あるお宅の奥様が世話をしているイングリッシュガーデンを、今年も尋ねました。
この時期になるとどうしても足を運びたくなる美しいお庭なのです。
2年ほど前にも、奥様とお花についてお話をしました。
毎回のことですが、花姿の美しさに見惚れてしまいます。
夏椿(=沙羅)にも似た清楚で、木陰が似合う涼しげなイメージのお花です。
今年は奥様が、目の前で私にお花を切って、プレゼントしてくださいました。
なんて、幸せなのかしら!
小さな山野草もお好きだということで、数種類、数本一緒に渡してくださいました。
「手のひらの花瓶」に収まるくらいの可愛らしい花束ができました。写真がそれです。
そのまま、長い散歩をするつもりだったのですが、お花が可哀想すぎるので、家に戻って花瓶に生けてから、再度出かけました。
庭の草花を切って、家の中に飾る・・・子供の時は当たり前の環境でした。
なんて贅沢なことだったでしょう。
実家の庭にはナニワノイバラはありませんが、大きな木も花の木も草花も溢れるようです。
帰省した時は、庭をただただぼんやり眺める時間が増えました。
それだけのことなのに、とても幸せな気持ちになります。
緑が滴るとでもいうのでしょうか、この季節の緑は本当に瑞々しい。
柿の若葉の美しさに感動したりします。
自宅のベランダの小さな花壇の小さな木や草は、切るのがちょっと憚れます。
ボリュームがごっそりとなくなる感じがして。
プランターや植木鉢の中でしか育っていないから、根っこも大きくありませんしね。
でも、ミントやスペアミントはどんどん出てくるので、しっかり使っても大丈夫。
これからの季節は、ミントの葉っぱを炭酸水に添えたり、アイスクリームやゼリーなどのデザートに飾ったりすると、見た目の満足度もアップするので、惜しみなく使いたいと思っています。
グラスにミントだけ飾っても素敵だし。
お客様にトリートメントのイメージを目で楽しんでいただけますし。
うん。春の植物は、幸せを運んでくる力が強いと感じます。
いただいた小さな花束も、何人かのお客様をお迎えしてくれることになりそうです。
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